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(http://sankei.jp.msn.com)

　聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業で皮膚の自己再生を促す化粧品「ＭＡＲＩＡＮＮＡ（マリアンナ）」シリーズを販売しているナノエッグ（川崎市宮前区）が、保湿や美白効果を高めた新しい化粧品を開発した。

２１日に発売する。聖マリアンナ医科大学との共同研究の成果を活用したもので、シミやしわ、皮膚のたるみの改善が期待できるという。

　中高年女性をターゲットに開発された化粧品は、いずれも「きめ細かい肌へと生まれ変わらせる」（大竹秀彦社長）ナノキューブと呼ばれる成分を配合。薬剤の経皮吸収の研究から生まれた。

　たとえば、化粧水の「ナノキューブローションＩＩ」（３５００円）は従来の同種製品に比べナノキューブを１０倍配合。乳液の「ナノキューブエマルションＩＩ」（５５００円）には皮膚の酸化を防ぐ効果が期待される「ビタミンＥ」を、クリームの「ナノキューブクリームＩＩ」（６５００円）には聖マリアンナ医大難病治療研究センターと共同開発した保湿成分「モイスチャーキューブ」をそれぞれ配合した。乳液とクリームには、シミやソバカスの原因であるメラニンの生成を防ぐ「αアルブチン」も含まれる。

　聖マリアンナ医大難病治療研究センター准教授も兼ねる山口葉子取締役研究開発部長は、「製品はすべて医学的な根拠に基づいて開発した」と話す。個人差はあるものの、使い始めて２週間程度で効果が感じられるという。
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